2009-04-01から1ヶ月間の記事一覧

天上の柄杓は 何をすくい上げようと闇を渡り続けるのか

抱き留められるみたいに 愛に溢れた絶対の拘束力でもって 君の未来を決定付けられるとして 君は逃げようとしただろうか

かつての閃光

「人生なんてあっという間だからね。 その中で短い少年時代に閃いていたかったんだよ」 なによりも早い光が、未踏の道を照らすからまっすぐ差す目的地に僕は導かれてゆく。

自己犠牲自己犠牲 誰かのためになりたいと 崩れてゆく人たち どうか最上の癒やしが与えられますよう

謝るよりは反省して繰り返さないほうが良いと思っている が。 示してしまいたい。赦された気になっていたい。

なにも知らないふうでいて その実 深くを見つめる瞳 刺すように見つめるそれに耐えうる人格であるか

八重桜が重くうなだれる夜更け 知らない道を散歩する

さて 人類はどうやって滅びるべきなのだろうか

魔王

だってこんなにも気配の多い夜 手を取らなきゃ惑わされてしまう

春の眠りに相応しい朧月 曇らせたのは花曇り 荒々しい風をやわらかく受け止めて 舞い上がる薄紅が、闇に溶ける

あなたの手が 手遊びに髪を掬い なでるような花曇り そんな静かな部屋が欲しくて

幸せひとひら舞っていた 追いかけひとひら またひとひら 日差しを透かして 僕らを囲む

博愛主義は孤独を知り、孤独を友とする 友愛のためには人を選ばず

冷たさの残る春風にもみくちゃにされながら 迎え入れられている そんな感じ

初心

始まりの空気 少し輝きを取り戻す眼 深呼吸 まっすぐ前を見る