悪者になりたくなかった せめてもの願いだったのに
君を傷つけないように、繋がるにはどうすればよいのかな。君を助けるために、どんなことをすればいいのかな。 なるべく多くの人にとって善であることを心がけるのがよいのかな。大切なひとだけを選んで幸を運べばよいのかな。
午後9時前 暗闇のなか 点滅する踏切を待つ ローカル線の上り電車 ほとんど空っぽの車内 光だけを満載にして 日常を運んでいく たった2両に収まる生活を湛えて 僕らの街は息をしている 遠く、鳴り止まぬ囃子を耳に この街を守ると心に決めて
乾いて、乾いて 砕けてしまう前に その悲鳴を聞いて
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