2008-01-01から1年間の記事一覧

夢想

叶わないものの可能性なんて意味はないのに

変わるあなたに変わらぬ気持ち

成長なり適応なり退化なり 今のあなたは 私の好きだった頃と違う 違うあなたを愛せることはあなたの本質を愛せるものとして この痛みを抱え続ける 叶う日には永遠

今もう辞めたくなるよな 限界の縁を歩き続けた人がいる その先に どうか どうか 深い安らぎがありますように

そらめのうた

好きな人を忘れるにはどうしたらいいですか 歌うしかないですか そうですか

人工光に浮かぶ笑顔

神様なんていないほうがよかったっていう日

すぐに消えちゃうから閃きなんだよ

弱さに付随する

助けてもらうのは難しい

徒歩10分

きっとこれから何度も思い出すだろう 光の波と心地よさ 思い出の中の心地よさが 何度でも繰り返されればよい

無呼吸手繰り

君と背中合わせ 息も出来ない どきどきする安らぎ 手を探した方が負け 密やかな鬼ごっこ

後厄の終わりに

ビルに寄り添う大きな赤い月をみた

たっぷりとした夢の中で 欲求不満を知る 過ぎたものだと納得するにはまだ時間がかかるようだ

明日を歩く気力さえ残さずに走る 明日は醜い自分を引きずり 後始末に生きる未来

広い世界を見るのだ

空間も、時間さえも私のものとして 作る感覚 引き延ばしながら 世界を作るのだ

好みも髪型も服装も持ち物も 肌も体温も小さな動きも 変わってゆく めまぐるしく巡る血に確かに押し流されてゆく細胞を 確かめ合って見つける3度目のオリオンの季節。

終焉を演ずる空

紙切れ一枚に込められる価値はとても とても大きくて 僕は空気を取り入れていながら酸素を吸収できていないように鈍く存在を主張する胃腸を抱え 苦しんでいた。 沈黙する精神 千切ったかのような雲を流しながらぬるい圧力になぶられて歩く枯れ木の葉さをうば…

ひとりで満ちてゆく感覚 潰そうとしてくる暗闇に 溶けてゆくことが出来たのだろう

生きることに真剣になれる幸福 自らを余すことなく進ませる困難

眠りの縁にいつも君がありますように

微弱な電流を感知 つまりは同じなにかを通しあえる導体であるということ 触れた指先が痺れる

薄暗がりの中で あなたを探り当てるような日々 引き寄せたのは体温 離さないのは匂い

あたしだけ 誰しもが理解出来ないというあの人を あたしだけが 知ってて 通い合っている 優越感

与えられるものを 上手く捕まえることが出来ずに 取りこぼした光を惜しんでいる

今の距離は 送信ボタンを押せないメールによって保たれている

空回り

孤独に蝕まれることがなければ 僕らはもっと上手く生きていられるだろうに

沈黙で交わす会話が 言葉を超えて密になってゆく

鮮やかな印象のままにはやく忘れられるような人になりたい

そろそろ捕まえてくれなきゃ死んじゃう

丸めた背中は 蹴られることもなくなったけど 強ばらせたまま

約束なんて、 期待と不安に揺れるばかりだけれど 少なくとも不安だらけのときの救いにはなる。

足音を聞くたびに期待するのは疲れる