2009-01-01から1年間の記事一覧

無力であることを思い知ること 悔しさに唇を噛むこと それはいつかの力になる

意外にも簡単に 時間を戻すことはできて ―それは今の連続と隔てる必要があるが― こんな感覚もあったんだなと 紐といている

逃げ道なんてない 流されるか 踏み出すか 選ぶ瞳に光はあるか

警戒しちゃうなら 近づかなきゃいいのに 怖さと愛しさで 余計に胸が鳴る

誰も気に留めないよな 小さな奇跡の積み重ねで 僕らの出会いがあって こんな幸せを享受できるなら 生きてるのも悪くないなと思える

カセットテープだったら擦り切れそうなほど あなたの思い出を再生してる 今の温度が、恋しくなるばかり

回線を繋いでみても あなたの気配はどこにもなくて 逢いたい気持ちが濁らない

河を隔てた二人は 姿をみることは叶うのだろうか いや、叶わなくとも 互いの方向を真っすぐ見て思いを募らせているのだろう 今の温度を思い出しながら

会える予感はしてたのに。内心ちょっと、拗ねている思い出なぞりながら、 夢で会える事を期待することとしよう

この世界理想や夢なんて口に出したら途端、汚されていく でも、浄化してると信じてる

伸ばした手が叩かれるのを恐れて 他力本願な ないものねだり

痛みを失う勇気もないくせに

ただ与えたいと思い合える関係においてなおかつ押し付けにならないようにする慎ましさが肝要

誰かの作る時間の流れの中に生きるという選択

雲の流れはどんどん早くなるし 首筋を撫でる風はやけにせっかちだ 私の中の時計だけがゆっくりと時を刻み 世界から取り残されようとしている

どうしたって 関わるには刺激を交わさなきゃならないから 傷付けるかもしれなくて 傷付いてるかもしれなくて

使われるのは嫌いじゃない 人を介する緊張感の中で 私が能動的に動けるから

上手く逃げられる気がしていた 網は巧妙に張り巡らされ 私は手足の自由を柔らかく奪われたままに気づかないでいただけ

終わりを感じながら今を謳歌する 悔いは残らない ただ少し、不純物があるように感じられて 悲しくなるのだ (私たちは悔いながら振り向きながら生きていくべきなのだろうか)

なんで僕らは ただの仲間のままでいられないのだろう 答えは分かってる 問うことで、答えを選ぶことから逃げている

手を引かれるのが当たり前のようになったように いつか いつか 物事は進展してゆく 終わりが来ることを 忘れたように忘れるために

ぶったり逃げたり くすぐったり なでたり そんな何気ない日常とともに あなたが欲しい

約束もなしに 高い確率で会える状態でなければ つなぎ止められないような関係 にあるあなたを どうにかして 終わりのない関係に持って行きたくて 糸口を模索する日々

思い返せばいつも隣にいる 声が届かないなら 手の届くところに 遠くない未来にあなたから去ってゆくというのに

まっすぐに見る目が、横顔が素敵だと思った。 強いその視線に 手折られてしまいそうで あえて気付かないふりをする。

代替可能

消えてくれない記憶誰しもが代わりとしてすり替えられる危うさの中で 個として鮮明に残れるように

みんなに優しくなんかしないでよ そんな拗ねた目で見上げる 困った笑顔に 「特別」を見つけた気がする。

疲れている。 エネルギーの瓶に穴が空いて流れ出ている感じ 欠乏のランプが回る

約束の日

俯き歩く帰り道 変わり映えのしない闇に落ちる街並みの先に こぼれそうに大きな月 まるで この道を歩けば月に辿り着けそうなほどに。

自分の幸せなんかに興味はないつもりで いつ死んだって後悔はないのに 私はいつも自分可愛さに人を傷付けてきているそのことをたまにしか思い出さない鈍さに愕然とする